スコア(30ページ)+パート譜セット(全141ページ)
【編成】吹奏楽小編成:
Flute1/2, Oboe(1)/(2), Bassoon(1)/(2), Solo Clarinet in B♭1/2,
Clarinet in B♭1**/2**, (Bass Clarinet),
Alto Sax1/2, Tenor Sax, Baritone Sax,
Trumpet1/2(要Mute), Horn1/2, Trombone1/2(要Mute), Euphonium, Tuba, (String Bass),
Timpani, Bass Drum, Glockenspiel, Xylophone, Vibraphone, Marimba(同時に5人必要な場所有)
*()内の楽器は省略可
**2名以上を推奨
【難易度】4.中級〜上級者向き
【原曲】Symphony No.5 in E-flat major, op.82 : 3rd mov / Jean Sibelius
【編曲】
繁定 茉名音 (Manato Shigesada)
【演奏時間】約8分
今回はシベリウス作曲の交響曲第5番変ホ長調から第3楽章(終楽章)です。なかなか吹奏楽でやってみようとは思わないかもしれませんが、私は好きな1曲で、これを吹奏楽に編曲したらどんな響きになるのだろうか?という興味から実験的に編曲してみました。
楽器は編成表の通り小編成でも演奏できるようにしてあります。ただ通常使う音域は低い音から、高い音までフル活用させていただいております。例えばOboeとFaggotはそれぞれ2本ずつあれば理想ですが、恐らく小編成の団体ではこれは難しいと思われますので、1本だけでも、もしくはOboeとFaggotがいなくても他のパートにキュー譜を記載しておきましたので、各団体の実情に合わせて演奏していただけたら幸いです。またBass.cl、Double Bassもなくて木管低音がB.saxしかいなくても音が無くならないように配置してあります。
冒頭は弦楽器の細かい刻みが重なるように原曲は書かれていますので、ダブルタンギングが可能なTpやEuphonium、そして高音部にはFluteにこの刻みを入れてあります。また途中の弦楽器の同じ音での刻みには、Xylophone Vibraphone Marimbaの打楽器のdiv.によって構成しています。
続いてHornの鐘のような跳躍が出てきます。本来なら4本で2本ずつ交互に演奏しますが、恐らく小編成はHornが2本しかないところがほとんどなので、A.saxも混ぜて編成しています。また様々なところにあるViolinの高音部で木管楽器でも高すぎて出ないところは、Glockenspieを重ねています。Timpは原曲どおりです。
またTromboneは本当はBassも含めて3本必要ですが、Euphoniumに原曲の2ndTromboneのパートを振り分けています。またBass.cl或いはBaritone Saxophoneどちらか1人しかいなくても、なるべく同じ音を配置してありますので、どちらかあれば響きは保つことは可能かと思います。
また本当は、この3楽章全部を編曲しようと思ったのですが、原曲の282小節目から363小節は弦の弱音器を使い弦楽のアンサンブルになることから吹奏楽への編曲には限界があると感じたため、この部分をカットした�狠蚕免猫瓩箸靴萄2鷭佝任気擦督困�ことを考えております。
終結部はかなり複雑な和音、対位法が使われているようで、真に北欧のオーロラのような足が地から離れていくような不思議な響きになっていきます。各楽器の繊細なバランスが求められるかと思いますので、各奏者は、楽譜に凝視しすぎて周りの音が聴こえなくなってしまうことに注意してみてください(要は周りの音を良く聴くことになります)
北欧フィンランドの厳冬の幻想的な雰囲気を感じながら、この曲に触れて素晴らしさを体感していただければ幸いです。
キーワード:吹奏楽 自由曲 選曲 楽譜